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激レア・戦国文庫『驍将 武田信玄』細島喜美 1988※甲斐 信濃国 信虎 諏訪頼重 村上義清 小笠原長時 山本勘助 今川義元 上杉謙信 北条氏康

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    2021年7月25日 13:08

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    mipo590517

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    千葉県

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  昭和63年(1988)に出版された細島喜美の春陽文庫

『驍将 武田信玄』(初版・定価480円)である。本書は著

者が亡くなる5年前に、名著復刻としてリクエスト出版された

が、著者が没し著作権継承者が不明となり絶版廃版となり入手

困難である。小生は、かつて神田駿河台下の古書会館のコレク

ター向けの展示即売会で購入したもので、状態も古書としては

すこぶるよい。


 細島喜美(1910~92)は、戦前・戦中から昭和40年

代にかけて活動していた大衆作家である。あの『銭形平次』

の生みの親の野村胡堂が創設した捕物作家倶楽部に所属し

『少年冒険王』や『講談倶楽部』、春陽堂や東方社などで活

動していた。

 著作には本書『驍将 武田信玄』『人間山岡万之助伝 わが

道をゆく』『忍法一代女』『花の信玄』『野性の女 山の秘密』

『忍術どくろ丸』『清水次郎長』『鉄扇浪人』『かけ足太郎

物語』『山の生き地獄』『第十五』岡本綺堂ら複数作家の共

著『サンカの民を追って』『隣室のマダムと』『栄光の長嶋

選手』などがある。


【武田信玄について】

 本書は、武田晴信(信玄)が暴君の父・信虎を追放し、

幾数十度の戦いの果て、京を目指して西上する渦中で死を

迎えた生涯を凝縮させて描いた作品である。


 甲斐国は、一説には天下六十余州の中でも一貧しい国で

あった。盆地は夏暑く冬は寒さが厳しい。平地は猫の額程

度しかなく、米作は極めて乏しく兵はヒエやアワなどを食

した。暴れ川が氾濫し、洪水の多くの作物の収穫を減らし

た。さらに、四方を山に囲まれた甲斐は、生命を維持する

に大切な塩は他国から買い入れるしかない。また、果物の

梨は「無し」に通じるので、古来は縁起を思んばかり〝有

りの実〟と呼んだ。いかにも貧しい国の甲斐の発想だ。そ

の梨や山ぶどうなどは、夏でも寒暖の差の激しい甲斐盆地

では、すこぶる美味しい味にさせた。これは贅沢品であっ

た。人生地理学的には、峻厳な大自然と闘い貧しく育った

者は現実主義者となる・・・。


  晴信(信玄)は、父・信虎を追放し、嫡男・義信の妻の

実家今川氏が落ち目となると、容赦なくこれを滅ぼした。

それは最愛の妻を離縁させられた後のことで、それに遺恨

を持つ義信は、やがて寺に幽閉され謀叛の首謀者として自

害に追い込まれている。著者は本書の中で、嫡子の義信と

四郎勝頼が成人すれば〝御家騒動〟に発展すると信玄は懊

悩していたに違いないと分析している。


 甲斐の一番の特産物は、古来から〝甲斐の黒駒〟とよば

れる名馬で朝廷にも献上された。平事には農耕に使用され

るが、戦いの有事には騎馬隊に変貌した。信玄は、駿河の

今川と相模の北条とは緊張関係を保ち、諏訪家を滅ぼして

からは信濃国へ侵攻した。信濃の肥沃な農作地帯は、甲斐

に多くの米をもたらした。だが、諏訪氏を皮切りに、高遠

や長野を制圧し、村上義清や小笠原長時を追い込んだこと

がのっぴきならない宿命の対決となる。武田に領地を奪わ

れし者は、越後の上杉謙信謙信を頼った。その結果が五度

に及んだ川中島合戦であった。その経緯は本書をとくと

御覧あれ!


 晴信は、武将の才だけではなく、政治家としても抜き

出ていた。暴れ川からの洪水を防ぐために、信玄堤を築

き、騎馬隊を一刻も早く川中島へ到着させるための〝棒

道〟(軍用高速道路)を敷いた。負傷兵を癒す〝隠し湯〟

もこさえた。なかでも、黒川金山ほかの金銀採掘事業は

武田家の財政基盤を一変させた。甲州金のおかげで、信

玄堤も棒道も整備できた。敵への調略にも、大きな戦い

への軍資金となり、手柄を立てたお味方への褒美にもな

った。この金山のあがりがなければ、信玄は京を目指す

ことはできなかった。信玄は一代にして、甲斐・信濃・

駿河と遠江、上野と木曽の一部まで武田の領地とした。

満を持しての西上作戦に、天は信玄の寿命に終止符を打

った。


  本の状態は、古書としては美本に近い「上」である。

送料はゆうパケット210円です。